肩関節の基礎編〜肩関節とは?〜
こんにちは!
本日から不定期で「肩関節」についてアウトプットも兼ねて記事にしていこうと思います!!!
基礎的なお話から、評価、治療、臨床応用などなど文献を参考にしながら深掘りしていき、最後に転用として僕自身の意見をお伝えできたらなと思っています!
基礎編では、肩関節とは?、肩関節の機能、臨床に多い肩関節疾患など基礎的なことを学んでいきましょう〜!
では、早速
目次
- 肩関節とは?
- 肩甲上腕関節(glenohumeral joint)
- 肩甲胸郭関節(scapulothoracic joint)
- 本日の転用💡
肩関節とは?
肩関節とはどんな関節なのでしょうか?
Michael Boyleさんと理学療法士のGray Cookさんによって生み出されたjoint by joint theory(ジョイント・バイ・ジョイント理論)でいうと肩関節は可動性に優れた関節であることがわかります💡
肩関節と言っても、大きく肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節に分けることが出来、さらに前者はMobilityに後者はStabilityを担う関節でありそれぞれに対し評価、治療をしていかなければなりませんよね!
肩甲上腕関節(glenohumeral joint)
肩甲上腕関節は、上記の通りMobility(可動性)に適した関節です💡
上腕骨と肩甲骨の関節窩で形成される球関節で3軸での自由度を持つ関節で、付着する主な組織としては関節唇や関節包、関節上腕靭帯、烏口上腕靭帯、腱板などがあります。
何らかの原因によりMobilityが低下した場合に機能障害が作られてしまい、痛みや可動域制限が出来てしまいますよね
肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)なんかであれば拘縮が出来てしまうと長い方で2年近くかかってしまう場合もあるので、Mobility向上を目的に介入していく必要があります!
肩甲胸郭関節(scapulothoracic joint)
肩甲胸郭関節は、StabilityとMobilityどちらにも適した関節です💡
肩甲骨と胸郭で形成される関節で関節包や靭帯などの連結は無い関節となります
運動としては、上方回旋・下方回旋、前傾・後傾、外旋・内旋、挙上・下制、外転・内転など様々あります。
肩甲上腕リズムは、この肩甲胸郭関節と肩甲上腕関節の連動した動きのことを指し、適切な肩甲胸郭関節のStabilityとMobirityが無いと崩れてしまいます(肩関節の機能のところで具体的に説明しますm(_ _)m)
筋機能としては、フォースカップル機構というものがあり、破綻してしまうと安定性が低下していまい肩関節挙上に影響してきてしまいます
特に肩関節疾患の患者様は下方回旋位、前傾位、挙上位といったマルアライメントを呈していることが多いですね!
本日の転用💡
肩関節を治療する上でJoint by Joint Theoryの考え方は頭に入れておきたい内容ですよね!特に肩関節においては肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の2つに別れますが、それぞれMobilityとStabilityと役割が違うところがポイントだと思います!
現象としては、肩関節挙上が行えていない、じゃあ何で挙がらないんだろう??
とりあえずマッサージだ!
・・・
こうなって絶対にいけないですよね、、、(でも意外と多いのが現実)
挙がらない理由は、安定性が低下しているから?可動性が低下しているから?どこの可動性が低下している?どんな組織の柔軟性が低下しているのか、なんで低下してしまうのか、というようにしっかり原因の原因を探らなくては治療になりませんよね
Joint by Joint Theoryはその一助となるのではないかと思います💡
明日からまた5連勤が始まります!改めて患者様一人ひとりと向き合い、自分の技術も高めていこうと思います👊
では(^o^)
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