高齢者の転倒とリハビリテーション

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初投稿です!

ずばり、、

「高齢者の転倒」


についてです!!!
今の職場で特に「骨折」の診断名で来院される方多いです。。
自分の祖父、祖母と近いお年の方が多いので、自分の家族は大丈夫かな。。とヒヤヒヤしながら生活しています

ということで、今回はこちらのトピックスについてです!

目次

  1. 高齢者の転倒率
  2. ステップ反応
  3. 本日の転用💡

高齢者の転倒率

では早速、実際にどのくらいの年齢の方がどの程度の転倒率なのか。

65 歳以上高齢者の 3 人に 1 人は、1 年間に1回以上転倒すると言われている

(公益社団法人理学療法士協会HP 理学療法ハンドブックシリーズ18転倒予防)

3人に1人は多いっ!!
スーパーで買物をしている65歳上の人なんて何十人といますよね、そのうち3人に1人と考えるとかなり多い計算になります。

さらに、、

転倒した方のうち3人に2人はどこかしらの怪我をしている(骨折は5%

(公益社団法人理学療法士協会HP 理学療法ハンドブックシリーズ18転倒予防)

転倒率も高ければ、転倒した場合ほぼ怪我すること間違いなし、ということですね
これは「転倒予防」をしない理由がありません

自分の為にも、家族の為にも!!!

ステップ反応

では、なぜ高齢者は転んでしまうのでしょうか?
筋力が減るから、バランス能力が悪いから、ステップが出ないから、、、と様々ですが、今回は「ステップ」についてお話していきます

まず「ステップが出ない」というのは

転倒のきっかけ  →  バランス崩す  →  転倒回避動作(ステップ)
この最後の転倒回避動作がうまくいっていないということです

①支持脚と踏み出し脚が衝突する頻度の増大
②踏み出し脚の一歩長の減少
③前方への踏み出しの後に、側方への踏み出しが発生する

”Maki BE, McIlroy WM: Control of rapid limb movements for balance recovery: age-related changes and implications for fall prevention. Age Ageing. 2006; 35: 12-18.”


という特徴が高齢者にはあると言われています
ではなぜステップが出ないのか・・・

それは、「筋力」ではなく「神経系」の問題が大きいのではないかと考えます
筋機能を発揮する前に、感覚機能、認知機能、運動発現調節機能の3つの工程が上手く働かないと筋機能が保たれていても「ステップ」に対する反応が起きないです

その「ステップ」は3つの相に分けられます
Tether-release法というステップにおける反応速度を機器を用いて測定する方法で

①Lift-off phase〜遊脚下肢の踵離地が起きるまでの時間
②Stepping phase〜遊脚下肢の踵離地から踏み出して着地するまでの時間
③Stance phase〜ステップ着地してから遊脚下肢の膝屈曲が最大となり姿勢が安定するまでの時間

です

次回は、この各フェーズ(相)毎の特徴や、高齢者の特徴を見ていきたいと思います!

本日の転用💡

高齢者の転倒率は確実に若年者より多く、骨折などの被害にも及んでしまう為、高齢化の今、出来ることとしては「予防教室」や「予防活動」では無いかと思います
もうすでに、事実として転ぶことが分かっているなら、転倒してからではなく、転倒する前に何とかしないとですよね(;_;)
歯磨きやお風呂などと同じじゃないかと思います、病気になってからじゃ遅い!!
高齢者側の皆さんが出来ることは「転倒について知ること」「予防を行うこと」
PTや医療に携わる皆さんが出来ることは「転倒について知ること」「予防の大切さを伝えること」なんじゃないかと思います

ということで、今月末さっそく地域の方々に「転倒予防教室」を講師として行う予定です(^o^)
出来ることから少しずつやっていきましょうね!

記事を見てくれた方々、ありがとうございました😄
次回も「転倒」をテーマに書いていくので、よろしくお願いいたします〜!

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